ニュルンベルク フランツ1世の都市景観6ダカット金貨の価値

こんにちは古銭の森です。今回は1745年に発行された神聖ローマ皇帝フランツ1世の都市景観6ダカット金貨の価値について見て行きたいと思います。

フランツ1世とは

フランツ1世はマリアテレジアと結婚し神聖ローマ帝国のハプスブルクロートリンゲン家の祖となりました。

1745年にカール7世の後継者として帝位につきました。彼は政治的にはまったく無力だったとされていますが、コインとしては非常に良いものをこの世に残しています。

1745年ニュルンベルク フランツ1世の都市景観6ダカット金貨

フランツ1世ダカット金貨

フランツ1世の6ダカット金貨です。重量は21g、表面にはフランツ1世の肖像、裏面には都市景観とeye of god(神の目)が描かれています。

KM#309、カタログ価格はXFで10000USDと高額となっております。実勢価格は画像のような完全未使用に近い状態(MS63〜MS65程度)の場合、手数料込み60000USD(700万円)程度の値段で取引が行われています。

PCGSやNGCによる正式のグレードのついたものですと更に1.1〜1.5倍程度の値段がついてもおかしくはありません。

このレベルの都市景観ダカット金貨は市場に出る事が殆どありません。今後、海外、国内問わず世の中に出回る事がありましたらピックアップして行きたいと考えています。

今回の記事が都市景観コインコレクションや古銭売却の参考になりましたら幸いです。