1790年ニュルンベルクのレオポルド2世 都市景観ダカット金貨の価値

こんにちは古銭の森です。今回は1790年に発行されたニュルンベルクの都市景観ダカット金貨の価値について見て行きたいと思います。

1790年ニュルンベルク都市景観ダカット金貨

都市景観ダカット金貨
1790年に発行された都市景観ダカット金貨です。KM#379で発行枚数は不明、カタログ価格はUNCで6000USDとなっております。

海外では実際にオークションでも取引がされており、例えばMS63のコインが約4600USD(55万円程度)、MS62のコインが約3800USD(46万円程度)カタログ価格に比べると安価で取引が行われています。

表面にはニュルンベルクの都市景観が描かれ、裏面には神聖ローマ皇帝のレオポルド2世が描かれています。国内での取引実績も過去に一度だけあり、未鑑定品(準未使用程度)が40万円で取引されています。

レオポルド2世とはフランツ1世とマリアテレジアの子であり当初はトスカナ大公、ついて兄ヨゼフ2世を継承し帝位につきました。彼の治世下における貨幣発行は在位わずか2年程だったためあまり多くありませんが、ターラー銀貨をはじめ希少性の高いものが多くなっています。

今回の記事が都市景観コインコレクションの参考になりましたら幸いです。