1648年ドイツ ミュンスターの都市景観ターラー銀貨の価値

こんにちは古銭の森です。今回はドイツ ミュンスターの都市景観ターラー銀貨の価値について書いて行きたいと思います。

1648年ミュンスター都市景観ターラー銀貨

都市景観銀貨

1648年に発行された都市景観ターラー銀貨です。ヴェストファーレン条約を記念して発行されたターラー(ターレル)銀貨でその美しいデザインから人気の高い都市景観銀貨の1つです。

ヴェストファーレン条約とは1648年に締結された三十年戦争の講和条約で、ミュンスター条約とオスナブリュック条約の総称である。ラテン語読みでウェストファリア条約とも呼ばれる。近代における国際法発展の端緒となり、近代国際法の元祖ともいうべき条約である。

KM#47で発行枚数は不明、カタログ価格はXFで1250USDとなっております。ミュンスターでは1758年を最後に貨幣製造が停止された為、18世紀の都市景観コインは無く、17世紀の都市景観コインが中心となります。

1648年ミュンスター都市景観ターラーの価値

350年以上前のアンティークコインと言うことから現存コインで状態の良い物は大変希少です。

実際の市場でもMS(未使用)クラスの状態のコインは殆ど出回る事が無く出回ったとしてもXF(極美品)程度の状態の物が殆んどです。

実勢相場(業者が販売し実際に市場で取引された値段)はXF45程度(未鑑定コイン)の状態で手数料込み約800USDで2011年に売買がされています。

カタログ価格に比べると若干安い相場価格ですが、MSクラスの物ですとXFの数倍の値がついてもおかしくはありません。

今回の記事が都市景観コインコレクションや古銭売却の参考になりましたら幸いです。